Salesforceの新規導入および連動するKPIレポートの構築

Salesforceの新規導入および連動するKPIレポートの構築

概要

Google Sheetsを使って顧客管理をしていた依頼主企業様にSalesforceのSales Cloudを導入しました。依頼主企業様の従業員にSalesforceをはじめとするCRMを利用したことがある方がいなかったので、Salesforceの営業担当との打ち合わせから担当させていただき、必要な設計や構築を完了した上で現場に引き継ぐ形を取りました。

対象のビジネス

  • 店舗型ビジネス
  • 事前予約した顧客に対して、当日店舗でサービスを提供する形態

実施作業

  1. Salesforce営業担当との打ち合わせ
    • 依頼主企業様側の担当者として、Salesforceの営業担当者と打ち合わせを行い、要件定義や導入後に想定される構築内容の検討を行いました。
  2. Sales Cloudの構築
    • 依頼主企業様のビジネスに必要な顧客情報を管理できるように、以下をはじめとするSalesforceの初期設定を行いました。
      • Lightningアプリケーション
      • 標準オブジェクトの項目
      • カスタムオブジェクトとその項目
      • ページレイアウト
      • 権限セット
    • 従業員用のアカウントの発行も行いました。
  3. データの移行
    • Google Sheetsで管理されていた既存の顧客データをSalesforceに登録しました。
  4. レポートの構築
    • Webマーケティングの分析基盤として既にBigQueryとLooker Studioを使っていたため、Salesforceのデータも同様の系統で確認できるよう、日次でデータをSalesforceからBigQueryに転送して、それを可視化する体制を構築しました。

システムの構成

添付画像タップして拡大表示

BigQueryのデータをコード管理する目的でGitリポジトリを作成しており、GitHubにアップロードしています。定期実行にはGitHub Actionsを使いました。

本支援の結果

契約中の顧客数やプランについて、最新の情報は従業員に確認する必要がありましたが、Salesforceに日々データを入力すれば必要な情報が自動的にレポートに反映されるようになったことで、必要なタイミングですぐに事業の状況を把握できるようになりました。
これにより、従業員が事業の状況を報告するために要していた時間が削減され、さらに経営方針を検討する会議で具体的な数値ベースで議論ができるようになりました。

Salesforce導入後は引き続きマーケティング面の支援を担当させていただくことになりました。実際にSalesforce経由で得られたデータを見ながら、事業責任者の方と次の施策を考える打ち合わせを隔週で実施するような支援を行っています。

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